人生について考える


 昨日から、2日間の日程で、石垣島から社員研修で3名女性の方が、道場に来られています。


 今回のテーマは、ライフマネジメント。自分の人生をいかにマネジメント、経営するかということがテーマです。


 日々の業務を一生懸命こなしていると、将来のことなど考える暇もなく時間が過ぎていきます。


 毎日一生懸命、まじめに働いているのだから、必ずより良い報いがくるものだと思ってしまいますが、なかなかそうはいかないのが現実のようだと察します。


 これだけがんばったのに、会社や上司は評価してくれない。給料が上がらない。というような声のほうがより多く耳にするような気がします。


 将来をより良いものにし、物心ともに豊かな人生を生きるためには、スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」キングベアー出版の第三の習慣、重要事項を優先するの章にある時間管理のマトリックスの、緊急ではないが重要なことを行う時間をつくることが大事だと思います。


 緊急ではないが重要なこととは、

 ・5年後、10年後、20年後どのような暮らしをしたいのか。

 ・そのために一体いくらのお金が必要なのか?

 ・自分が望む生活水準を実現するには、給料を手取りでいくらもらいたいか。

 ・それは総支給額ではいくらになるのか?

 ・それだけの給与をもらうためには、会社でどのような役割を果たすべきか?

 ・そもそも二度とないこの人生をどのように生きていくのか

 ・自分にとって大切なものはなんなのか?

 このようなことを深く考え、計画を立てることだと察します。


 今回の研修は、社員の皆さんが、毎日、緊急かつ重要な業務に追われ、ちょっとした合間には、無意識に、だらだらとSNSを見たり、意味のない会話で同僚と時間を潰したりして過ごしているのではないかと心配した社長が、大切な個人の人生についてゆっくり考える時間をとってほしいということで行われています。


 もちろん、社内研修ですから、業績の向上に貢献していただきたいということも考えた上でのことだと察しますが、しかし、社員を3名も日常業務から隔離し、研修する時間と費用を提供する社長は、本当に素晴らしいことをされるなと頭が下がる思いです。

 

 研修では、煩悩や妄想が湧いてくる自分を観察し気づき、ただ呼吸を数えることに集中するという、坐禅の体験もしていただきました。


 目、耳、鼻、口、皮膚を通して入ってくる外界からの刺激に反応し、快・不快という思いを持ってしまうのが私たち人間です。その判断が自分を苦しめ、他人との関係を難しくさせている原因であることを知り、その判断をやめる。


 また、自分の内側から欲望や煩悩が湧いてきて、それをきっかけにさまざまな妄想がとりとめもなく膨らんでいくことも観察し、そのことに気づくと煩悩や妄想が消えていき、心はとても穏やかで澄んだ状態になることを体験し、日常においてもそれが持続できようにする訓練として坐禅を行なっています。


 それから、せっかく空手道場に来ていますので、一心不乱に一生懸命、活き活きと空手の稽古に励む門下生の姿も見ていだだきました。その姿を見て「元気をもらえた」という有り難い感想もをいただくことができました。


 道場の玄関で大泣きしてお母さんを困らせている子を一緒に指導している私の妻が抱き上げ、なかに入れ、お母さんの姿が見えなくなったとたん、ピタッと泣き止むという出来事がありました。その出来事から、人間は相手によって態度を瞬間的に変えているという話をしました。「道場では、指導者である私たち夫婦が、どんなに泣いてもかまってくれない、取り合ってくれないことをしっているので、ピタッと泣き止みます。これは、会社での人間関係においても同じですよ。不適切な行動をする同僚がるとすれば、周囲の社員がそれを受け入れているからその行動や態度をやめないのです。」ということをお伝えしました。


 2日間、自分の使命を考え、ビジョンを描き、計画に落とし込んで、より良い人生を歩んでいただきたいと切に願います。

コメント

このブログの人気の投稿

無条件に徹底する

会社と商店街

苦しみを取り除く